事業計画書⑥

グローアップの開業(無料融資コンサルサービス)を担当している石井です。
こちらではお店を開業するにあたってのお役立ち情報を発信していきます!

前回に引き続き、創業計画書について考えていきたいと思います。
今回は最も重要と言える「事業の見通り(月平均)」についてご説明したいと思います。


事業の見通し(月平均)

「事業の見通し(月平均)」は収支計画と同じくらい重要なセクションになります。
ここでは売上から原価、人件費や家賃などの固定費、利益を記載します。
重要なのは実現可能性とCF(キャッシュフロー)です。

売上はなぜその金額なのか
それは達成可能な売上なのか
原価率はそれで妥当なのか
業界平均と逸脱していないか
低い場合はなぜ安く仕入ができるのか

金融機関の担当者が見た時に疑問に思うところを前もって払拭していく必要があります。
また、残った利益で返済、納税、生計費(個人事業主の場合)に充当します。
そのため、利益をどれくらいに設定するかはそういった資金も考慮して設定しなければなりません。

前回の「必要資金と調達方法」でも説明をしましたが、総資金と見合った売上・利益が確保できるかが重要になります。
例えば、総資金5000万円をかけて(投資して)利益が年間450万円だった場合、そこまでの資金をかけげ事業を行うべきなのか再検討が必要です。
導入設備にももちろん耐用年数(寿命)がありますので、その耐用年数内に資金を回収できることが望ましいです。

例①

5000万円の総資金で開業
利益450万円/年間(生計費・税金を引いた後)
【条件】
10年後の導入設備が壊れる予想

上記では5000万円で開業(投資)をしたのに、10年間合計での利益は4500万円ですので、500万円の損失があるとこになります。

例②

4000万円の総資金で開業
利益500万円/年間(生計費・税金を引いた後)
【条件】
10年後の導入設備が壊れる予想

上記では4000万円の開業(投資)で10年間で合計5000万円の利益ですので、1000万円が多く手元に残る形になります。

少しとっつき辛い箇所かもしれませんが、開業時にかかった資金を何年で回収できるのかを考えると、事業として過大投資かどうかの判断ができるようになります。
売上・利益・総資金などのバランスを考慮しながら事業計画を立てましょう!
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お読みいただきありがとうございました!

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