グローアップの開業(無料融資コンサルサービス)を担当している石井です。
こちらではパン屋・ケーキ屋を開業するにあたってのお役立ち情報を発信していきます!
今回は、「損益分岐点売上」についてです。すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらを説明していきたいと思います。
損益分岐点売上とは商品を販売する際に、収益と費用がちょうど相殺(0円)になる売上のことを指します。
つまり、その売上高(収入)が、変動費や固定費などの費用をちょうどカバーする売上ということです。
収支計画(個人事業) | 月 | |
売上高 | 200万円 | |
売上原価:40% | 80万円 | |
経費 | 人件費 (事業主分は含まない) | 60万円 |
家賃 | 30万円 | |
支払利息 | 5万円 | |
(水道光熱費、消耗品費等) | その他25万円 | |
合計 | 120万円 | |
利益 | 0万円 |
上記の場合だとちょうど利益が0となっていますのでこの場合の損益分岐点売上は200万円ということになります。そのため、200万円を基点として、200万円を超えるのなら黒字、未満なら赤字ということになります。
収支分岐点売上について
収支分岐点売上は上記の損益分岐点売上よりも踏み込んで、原価や経費以外のキャシュアウトする資金も含んで考える売上高になります。
収支計画(個人事業) | 月 | |
売上高 | 300万円 | |
売上原価:40% | 120万円 | |
経費 | 人件費 (事業主分は含まない) | 60万円 |
家賃 | 30万円 | |
支払利息 | 5万円 | |
(水道光熱費、消耗品費等) | その他25万円 | |
合計 | 120万円 | |
利益 | 60万円 | |
税金:30%(利率は例) | 18万円 | |
借入金の返済 | 12万円 | |
事業主の生計費 | 30万円 | |
差引 | 0万円 |
上記の通り、税金や借入金の返済、生計費等も考慮して売上がどれくらいないとダメなのかを見ていきます。
損益分岐点を超える売上で黒字となっていても、返済や納税、ましてや事業主の生活ができないとその売上では不足しているということです。
その場合は売上増加を図るか、原価率や固定費を削減を図る等の対策が必要になってきます。
以上が損益分岐点売上の説明でした。
事業と自分の生活は直結していることから、自分の生活費も考慮しなければなりません。
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お読みいただきありがとうございました!
次回は、「利息を負担してくれる制度とは?」をお届けします。
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