開業の事前準備①

グローアップの開業(無料融資コンサルサービス)を担当している石井です。
こちらではお店を開業するにあたってのお役立ち情報を発信していきます!

開業の事前準備として、必要なものとして「経験」があげられます。ではどんな「経験」が必要なのでしょうか。
ここでは大きく3つに分けてご説明いたします。

開業の事前準備で必要なものは?

1. 業界経験

業界における経験とはその分野に特化した経験です。そのため、製パンであればパンの製造方法、製菓であればケーキや焼き菓子の製造法、その他の飲食店であればその食品の製造方法を熟知している必要があります。また、原材料の選定や配合、厨房機器の使い方や工夫の仕方等ノウハウも重要になります。​

2. 顧客サービス経験

購入いただくお客様へのサービス経験は一定必要になります。お客様に対して適切なコミュニケーションスキルや、商品やサービスについての説明力が求められます。お客様からの口コミや要望に耳を傾け、お客様の目線に合わせることでリピートや口コミでの宣伝に繋がります。その為、顧客サービスの質の向上に努める必要があります。​

3. ビジネス経験​

これはビジネスに関する経験や知識のことです。例えば販売戦略の考え方やマーケティング、財務・原価管理、人事の採用や育成等は想定と現場では大きく違うことも多々あります。その為、現場でそういった経験を積むことがゆくゆく自身の開業した際にも活かされます。​

日本政策金融公庫が出している「2022年度新規開業実態調査」では開業直前の勤務キャリアの調査を行っています。その中で、斯業経験(開業しようとする事業に関連する経験のこと)がある開業者が全体の82.9%も占めています。このことから約8割の開業者が事前にその事業に携わる仕事をしています。また、開業者の斯業経験年数は平均で14.0年と長年その業界で仕事をした後に開業したことが分かります。​

下記は経験業務の重要度と、金融機関からの評価のイメージになります。​

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製造接客管理SNS企画責任者
重要度
+評価

開業時に、金融機関から融資を受ける場合、この斯業経験年数は5~6年以上あると望ましいとされています。​開業をする際、店舗の運営のほか、融資にも重要になるのが、業務経験ですので是非着実に経験を積んでいってください。

お読みいただきありがとうございました!
次回は「開業の事前準備②」をお届けします。