簿記の基本⑤

グローアップの開業(無料融資コンサルサービス)を担当している石井です。
こちらではパン屋・ケーキ屋を開業するにあたってのお役立ち情報を発信していきます!

「簿記シリーズ」第5回目です!
前回に引き続き重要度の高い仕訳をやっていきましょう!
今回は各勘定科目と仕訳を覚えていきましょう。​

パン屋・ケーキ屋さんで良く使用されるであろう勘定科目は下記になります。​

貸借対照表
資産勘定負債勘定
現金及び預金​
売掛金​
商品​
原材料​
前払費用​
建物附属設備​
機械及び装置​
車両運搬具​
保険積立金
買掛金​
未払費用​
未払金​
借入金​
資本勘定
資本金(元入金)​
利益​
損益計算書
費用勘定収益勘定
仕入​
給与​
水道光熱費​
消耗品費​
広告費​
交際費​
賃借料​
減価償却費​
租税公課
売上​
雑収入​

上記の様になります。とても多いですが、実際勘定科目はもっとあります。全部覚えるのは大変ですが、手元に残っているもの・買ったものは資産、借金や払わなければならいものは負債、​

経費関係は費用、売上は収入と覚えておけば知らない勘定科目も対応できます。あとはそれらが増えたか減ったかで仕入れを下記図のように行えば問題ありません。​

借方計上貸方計上
資産資産
負債負債
純資産純資産
費用費用
収益収益

​では例で覚えていきましょう!

例① 今月分の水道光熱費10万円と消耗品費5万円、賃料20万円を現金で支払った場合

借方貸方
水道光熱費10万円現金35万円
消耗品費5万円
賃借料20万円

​上記は全て費用なので借方に計上、現預金が減少したので貸方に計上します。

例② 来月分の家賃20万円を現金で先に支払った。

借方貸方
賃借料20万円前払費用20万円

​前払費用として計上していた来月分の家賃が期日が来て費用計上できるようなった為、前払費用という資産勘定が減少し、賃借料という費用に仕訳されます。​
前払費用は期日が到来していない費用を支払った場合に資産計上、逆に未払費用等はまだ支払いが済んでいない費用で負債勘定になります。​

今回は以上です。​
次回も同様に上記の表をベースに仕訳を行っていきます。

各勘定科目の増減が借方と貸方で必ず一致するのは変わらないですね。
仕訳はやればやるほど覚えますので慣れていくのが良いと思います!

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