簿記の基本⑦

グローアップの開業(無料融資コンサルサービス)を担当している石井です。
こちらではパン屋・ケーキ屋を開業するにあたってのお役立ち情報を発信していきます!

「簿記シリーズ」第7回目です!
ちょっと難しい内容かもしれません。ただ簿記の仕組みを理解すると経理が分かり、経営にも繋がっていきます。頑張っていきましょう!​
仕訳の学習がひと段落したので簿記の目的と流れを整理しましょう。​

簿記の目的は事業の決算報告で必要な「貸借対照表」と「損益計算書」を作成することです。また、手順も上記の様になっています。今回は「転記」についてご説明します。

転記とは仕訳後に行う作業で、仕訳した後、勘定科目ごとに金額をまとめていく作業になります。早速例から入ります!​

例:4/1に行われた取引の下記の仕訳を転記します。

借方貸方
仕入30万円現金30万円

​上記は30万円で仕入した仕訳になります。​
転記すると​

現金
4/1 仕入れ30万円
仕入
4/1  現金30万円

上記の様になります。​

勘定科目ごとに日付と取引勘定科目を記入します。場所は借方なら左側、貸方なら右側に転記します。​
次はまとめてやっていきましょう!​

例 1ヵ月分の仕訳を転記します。

日付借方貸方
4/1借入金5万円現金5万円
4/10現金90万円売上90万円
4/20給与30万円現金40万円
光熱費10万円
4/30仕入20万円現金20万円
現金
4/10 売上90万円4/1  借入金5万円​
4/20  諸口 40万円​
4/30  仕入 20万円
借入金
4/1 現金5万円
売上
4/10 現金90万円
給与
4/20 現金30万円
光熱費
4/20 現金10万円
仕入
4/20 現金20万円

上記の様になります。各勘定科目ごとにまとめていきます。​

4/20の現金勘定で「諸口」という科目がありますが、これは複数の取引がある場合はまとめて「諸口」と記入します。ほかの科目を見れば内容が分かりますのでまとめても問題ありません。​

以上が転記になります。仕訳したらそれを科目ごとに分けるだけの作業になります。

転記は仕訳を書き換えるだけという感じですね。
情報量が多くなってきて大変です。

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