
グローアップの開業(無料融資コンサルサービス)を担当している石井です。
こちらではパン屋・ケーキ屋を開業するにあたってのお役立ち情報を発信していきます!
今回は前回に引き続き経営目安となる指標についてその中級編をご説明致します。
中級編と言ってもそこまで難しくない・・・と思っております!
また前回同様各指標には売上高を基準に計算をしていきます。
利益率
経常利益とは、売上から原価や人件費や賃料等の経費を全て差し引いた手残りの金額になります。利益には営業利益や経常利益、純利益等さまざまありますが、今回は経常利益ベースで考えます。
また、個人事業主と法人でも内容が変わってきます。
個人事業主の場合、自身の人件費は経費に含まれず、事業所得(個人事業主の場合の経常利益)になります。
個人事業主の場合の望ましい利益率は売上の25~30%以上です。ただ、減価償却費は考慮していませんので、もし減価償却をしている場合は、事業所得+減価償却費が30%以上だといいでしょう。
法人の場合、代表者の給料も経費に含まれます。一般的な経常利益率は6%が望ましいとされています。
借入依存度
製パンの原価率は原材料・材料費等で売上高の約30%程度が平均的と言われています。ただ現在は原材料の高騰もありますので、販売単価に転嫁できないと原価率は高くなってしまいます。
自己資本比率
売れ残った商品で廃棄となってしまう商品です。在庫ロスは無いほうが良いのですが、あまりにも多いとせっかく販売てきたであろう機会の損失やお客様の満足度を下げる結果となってしまいます。
ロス率は売上の2~3%程度で抑えられる良いとされています。
賃料
自己資本比率は総資産における自己資本の割合です。個人事業主なら自己資本は自己資金、法人であれば資本金や繰越利益剰余金等になります。こちらも高ければ長期的な安全性が高いと言われています。
目安としては20%以上あれば十分です。逆にマイナスとなっている場合は債務の方が多い債務超過という状態になります。
以上です。



今回は経営の目安となる指標について説明しました。
中級編はやや難しかったでしょうか。利益率だけでも覚えて頂けると良いかと思います。開業を考えている方は個人事業主として利益率が25~30%程度が見込めそうな場所で開業することがよいでしょう。
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