経営の目安指標_上級編

グローアップの開業(無料融資コンサルサービス)を担当している石井です。
こちらではパン屋・ケーキ屋を開業するにあたってのお役立ち情報を発信していきます!

今回は前回に引き続き経営目安となる指標についてその上級編をご説明致します。​

上級編は少し難しいかもしれません。ただ、経営していく上では知っていて損はない知識となります。また、事業が拡大し、多店舗展開するケースなど、踏み込んだ経営指標を知っておく必要があります。​

債務償還年数

債務償還年数は、債務(借入金)を償還(返済)できる期間を求めることです。今ある借金をどれぐらいで返せるかという指標になります。​

例)借入金1400万円​
利益200万円(減価償却含む、事業主の生計費除く)​ の場合​

借入金1400万円÷利益200万円=債務償還年数7年​

​となります。​

これは現状の利益が維持されれば借入金は7年間で返済できるということになります。ここで比較するのが、この借入金の借入期間です。例えば借入期間が10年であれば、債務償還年数が7年間なので、無理なく返済ができます。逆に借入期間5年の場合だと、年間の返済額が利益200万円よりも多くなりますので返済に余裕がなく手元資金が減っていってしまいます。​

この債務償還年数は借入期間よりも期間が短い方が返済に余裕があると言えます。​

キャッシュフロー

キャッシュフロー(以下CF)とはその名の通りお金の流れです。お金が減る場合はマイナスで表現されます。一定期間の資金の増減からCFを求めます。よくある期間は1年間での資金の流れをつかむことが多いです。​

CFは3つに分類されます。

キャッシュフロー
(以下略CF)
内容
営業CF日常的な営業活動に関連するCF。売上から経費、税金を差引いて残った利益に減価償却費や売掛金や商品在庫の増減を加算して求めます。​
営業CFがプラスだと事業でちゃんと利益が残っているということです。​
財務CF資金調達関連のCF。​
銀行から融資を受けた場合は現金が増えますのでプラスになります。一方で返済は現金が減りますのでマイナスになります。​
財務CFがマイナスだと借入金を返済しているということが分かり、プラスだと借入をしたということが分かります。
投資CF投資CFは資産の取得や売却に関するCF。例えばオーブンを購入した場合は現金が減るので投資CFはマイナスになります。一方で売却した場合等は投資CFが増えるのでプラスになります。​
投資CFがマイナスだと、設備投資したことが分かり、プラスだと売却や資産圧縮したことが分かります。​

以上です。

債務償還年数。運転資金と設備資金で借入期間も違います。
借入期間とのバランスが重要になります。

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